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トリガー

保険の世界では賠償保険が発動される要件のことをトリガーと呼んでいます。主に3つのトリガーに分類されています。まづ第一は事故発見ベーストリガーとは保険期間中に他人の身体に障害を与えたり、財物への損壊が生じた場合のことを指します。

施設賠償責任保険、生産物賠償責任保険(国内PL保険)、請負人賠償責任保険、受託者賠償責任保険等などが事故発生ベースとなります。人為的な事故や自然災害による事故などが発生した場合ですね。第二に損害賠償請求ベースとは保険期間中に被保険者に対して損害賠償請求が提訴された場合を言います。

役員賠償責任保険や海外PL保険、協議会PL保険等がこれに該当します。これは取引先やエンドユーザーが被った損害や被害に対してIT企業に対して損害賠償請求が起こった時点を指します。第三のトリガーは医療過誤に対するものです。

長期にわたる診療の中で患者さんがいつの時点で障害状態に陥ったのかが判然としない場合があります。このような場合には医師賠償責任保険を使うと「保険期間中に患者さんの身体障害が発見された場合に限り損害を補填する」としています。

つまり、何かしらの疾患で治療中に身体障害が発生した場合、それが治療に起因するものは確実だけれども投薬によるものなのか外科的処置によるものなのか、検査やレントゲンなどの画像診断によるものなのかが特定できない場合はその障害が臨床的に判明した時点を保険金の支払い開始に当てるというものです。他二つのトリガーポイントが分かりやすいのに対してこれだけが特例的な扱いですね。